「豪徳寺裏の立派すぎる歩道が気になって気になって辿ってみた結果、どうも烏山川の支流っぽい感じだった。以下が推定結果」
「ちなみに、世田谷小から西で見つけた気になるものは以下のような感じだ」
「それでどのあたりが凄いの?」
「末端部分、最初は烏山川に直行だと思ったが気になる道を辿ったらそこに繋がっていた可能性がでてきた」
「へー」
「それにね。行きに見たお地蔵様と鳥居の近くに達してしまったのも驚きだよ」
考察 §
「問題は、地形に起伏がほとんど無いこと」
「天然水路ではないわけだね。しかし、人工水路にしては曲がりくねっているね」
「そうだ。そこで考えた結果、ある仮説が出てきた」
「どんな仮説?」
- この水路跡は、そもそも世田谷城の堀の一部である (豪徳寺も世田谷城の一部だったと言われる)
- 世田谷城の都合で湧水ないし井戸から水を引いて作られた人工水路である
- 作られたのは室町期で、それほど洗練されていない
- 仮想水源点は本来別の場所に水を流す水源であったが、人工的に改修された
- 本来の流路は、おそらく宮の坂駅方面に流れる水路
「話はそれで終わり?」
「いや、上北沢村が高度が治水技術を昔から持っていた傍証にもなる」
「そこにつながるのか」